KEIKO KOMA Webサロン

光のホールにて


本日のコンサートの開催、誠にありがとうございました。
石器時代からの三鷹の地を描写するアナウンスより、演奏では三鷹の人類史が表現されているかと思われました。地震、噴火などの自然災害を乗り越え、争いもあったでしょうし、火の海となったこともあったかもしれません。それでもこの地のエネルギーとともに人が暮らし、生を育んでいたことに命の逞しさと自然の寛容な恵みを想います。そんな時の人々に「意識」などはなかったであろうと思い馳せ、寿命も短く、死が身近で生が奇跡的なことと捉えられていたであろう時は、食物もそうなく皆と分かち、今々をそのままに受入れ生きていたのだと想像されました。今の時代、自分も「死」は遠いところにあるという感覚が現代の緩慢で自己中心に偏るのだと腑に落ちて納得しておりました。また、人生への姿勢が怠慢が故、「暇」な空虚状態をつくり、それを意識で埋め人生を歩んでいるかのように脳を錯覚させているとも演奏中に感じられ、何と実態のないことかと思います。そして、自分らしく生きることが当たり前の感覚が体の隅々にまで、生まれてからずっとあったかのように在り、ただ楽なこと、つまり自分が楽しい「はた楽」ことをしていればいいだけと、拍子抜けするくらいに単純なことと思われました。人間も自然と一つであれば、とても楽なことなのだと思われます。
またアンコールでの手拍子は自分的にはとても調子良く、「いだき」創業41年目は一人一人が飛翔し、全く新しい「いだき」の時代をこれからつくっていく始まりの手拍子に思われます。
ありがとうございました。

田嶋利江子

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高麗恵子ギャラリーにて
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レバノンより
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