盛岡で過ごす一日

カーテンを開けると澄んだ美しい空、山並みの紅葉に出会い始まる盛岡の朝です。昨日は東北センターの一日をありがとうございました。朝出掛けにふと井筒先生の「ロシア的人間」が目に入り、鞄に入れて出発しました。ビデオ講演会で井筒先生のお話をお聞きしていたことが胸にあったのです。盛岡に着き、ホテルにチェックイン後、講座へ向かうまでの少しの空き時間に本を開きました。以前は読み続けられなかった冒頭から胸に迫る文章に引き込まれ、読み進めながら様々ことを考える豊かな数十分でした。東京や京都でこうはならないと土地の力を感じ、いつもとは違う場に身を置くことの大事なことを感じました。丁度存在論で養老孟司さんがおっしゃる動くことについて伺い、全然違うところにいって違いを体でわかることに納得しました。
久しぶりに存在論をお聞きしたいと生命が欲しているのがわかり申込ませていただきました。満席だった応用コースにも入ることができ、続くビデオ講演会にも参加し、人間の本質的なことの理解深まり内面充実した一日でした。応用コースにて一者が中心の点となり、その外側に知性、その更に外側に魂と図で示してくださった人間が人間であることの根源について夢中でお聞きしました。府中コンサートで経験から理解したことは外れていなかったことも確認し、先生のコンサートメッセージをしっかり聞き、言葉を知った上でコンサートを経験することが大事であることを新たに理解しました。
人間が人間であることの知性がある人同士であれば理解し合えることを伺い、宗教の枠を超えてひとつになれる在り方がわかりました。唯一の神信じる方々が大いなる存在といわれる働きをどのように理解されるのかという問いがずっとありました。宗教を信じる方が大多数の世界が自然の働きといえる、誰もが無視できない力によりひとつになっていける時であることを理解します。古代から問い続けられてきた人間の存在について理解深まり、理解のままに生きていける身に変えていただいていることに感謝という言葉にならない感謝の気持ちがあります。
取り組みたいこと、調べたいこと、沢山言葉が湧いてくる盛岡で過ごす尊い時です。この時をありがとうございます。本日盛岡コンサートの開催ありがとうございます。