KEIKO KOMA Webサロン

異界


1月10日より3月18日まで、京都市企画の京の冬の旅という非公開文化財などを特別公開する期間でありますが、知人のお願いで、門跡の尼寺にて時間のある時にお手伝いをすることとなり、昨日初めて参りました。ご朱印を書かれる方の前で作業をしながら、かつての古いしきたりなどを聞いていると、昔の自由のない息苦しさや凄まじい嫉妬の世界が垣間見えるようで、自分の想像などちっぽけなものであったと感じました。11月に一日だけあった行事に同じお寺でお手伝いしたのですが、その時の自分と昨日と元気さが違い、どうしてしまったのかと自分でも驚きました。初日で人見知りもありましたが、振り返ると「異界」に戸惑い自分が出せなかったと感じます。また前回は意識的に明るく振る舞い何かをはじく感がありましたが、今回はそんな気もわかず、ただ自分が子供のようにいる状態で、ありのままなのかと考えました。また今回は当時巷で流行っていた妖怪絵図も公開されており、その記念の物も横で作業をされてもあり、何か異様さの中にあるのでしょう。かと言って陰湿な空気ではありません。ただ、前で作業をされていた方の眼が胸にへばり付いたようで、これを一掃する何か一言が言えれば良かったと感じます。次回はサウンドシステムを持参して、自分を出していきたいと考えます。負けてられません。
ありがとうございます。

田嶋利江子

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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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ホテルニューオータニにて
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仙台にて