KEIKO KOMA Webサロン

コンサート


会場を出ると透明感あふれる夜空に、空間と表現されるものの不思議を感じました。人間の生命の裡に広がる内面の世界があること、内面は空間と一つであること、そして空間を通じ内面的交流が生まれていくことを経験します。空間というと、学校で習った図形的空間を彷彿させ、内部と外部に分けられた閉じられた領域が頭に浮かびますが、ここで言う空間は内と外に境のない内面がそのまま現れる時空を超えた空間です。内面と一つの空間に在る時、生命の繋がりを空間を通じて内面的に経験しているのです。どんなに遠く離れていても空間の働きがあるから人と一つに交わり生きていけるのだと知るのです。

アフガン政権が崩落したことが大変ショックで、すぐにアメリカに住むアフガニスタン人の知人に連絡をしました。彼の両親や兄弟は自国の大混乱の中にいることをわかる返信に気が気でない毎日です。色々なメディアのニュースを見ていますが、やはりどんな時も本当の情報は何なのかを分かりたいですし、掴む必要があるのだと考えます。コンサートでは、人間を超えた大いなる神の存在を感じ、大いなる神とつながる生命が真を見極めると感じました。暮らしを変え、社会を変え、世界を変えるのは大いなる神の存在とつながる人間であることを感じるとともに、それは一人の市民から始まることも感じました。コロナ禍の中、子供を含む群衆の鮨詰め状態で退避する姿を見ていると大変気がかりです。

コンサート終盤、頭の奥がぐるっと大きくひっくり返る体感と共に、女性たちが自らの健康のために、子供たちの未来のために表に出て発信し動きを作っていくことが必要だと生まれてくる気持ちに驚きました。特に今、世界中子供たちの安全と平安を守っていくのは女性たちの努めだと強く生まれてきます。子供たちが健やかに育つ社会環境を女性たちで力を合わせてつくっていかなくてはいけないと感じます。それに協力してくれる男性が増えることを願い、しかし当てにするのは男性ではなく、自分たちの力だと感じるのです。自分の身体の中に封じ込められていた虐げられた過去の歴史は記憶の中に残骸のようにしてあるだけでもはやどんな力も持っていないことをわかります。明るみの中、方向ははっきりと定められ見えた今日のコンサートです。

ただただ心よりありがとうございます。

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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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高麗ギャラリーカフェにて
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