茫然自失
昨夜のコンサートは、あまりにも衝撃が大きく、終演後に歩けるのかどうかすら分からず、ただひたすら転ばないようにして、そのくせ素早く駅まで歩いていました。電車に乗っても、間違えないように家に帰れるか、何度も紙を見ながら確認する程、茫然自失状態です。今までと頭の働きが、まるで違ってしまったのです。
第一部の「戦いの奥義」のメッセージの中、「愚図は駄目」「他人の誹謗、中傷は駄目」等、図星の言葉に思わず苦笑しつつも、言葉を理解しようと集中して耳を澄ませました。演奏をお聴きする内に、突然何もかも笑ってしまいたい衝動に駆られ、そんな自分に驚きました。一笑に付してしまう世界、今までの馬鹿げた、自分が囚われていた世界でした。これ以上の世界があろうか。何もかも吹き飛ばしてしまう世界、すべてが美しくあります。
第二部「妙技」メッセージをお聴きしたはずなのに、何一つ言葉が頭に残っていないのが、情けなくあります。
表す言葉のない世界にいました。目を閉じてお聴きしていましたが、突然自分がどこにいるのか分からず、目を開けて見ました。正面に座られている方は、どなた様だろうか。ピアノでなく何をお弾きになっているのか。この世界はどこの世界で、私は今何をしているのか。何もかもが分からず、何もかもがぶち壊れたかの体感でした。この茫然自失が、どうなっていくのかまったく分かりません。一つ分かるのは、今までとはまるで違ってしまったことであり、今後はっきりと明らかになっていくことだけは分かります。途轍もない経験をさせて頂きました。オンデマンドで、何度もメッセージ含め聴かせて頂きます。ありがとうございます。