さり気ないこと
昨日の朝、雨風に揺れる大木をじっと見つめていました。高台にある部屋の窓から見える外は、モノトーンの世界です。激しいのに、とてもやさしい雨の音に聴こえます。耳を傾けろとコーヒーからのメッセージが聴こえます。静かな空間で、五女山スペシャルを淹れながら、雨の音に包まれる時、いつのまにか薄く乾いた私の体に、潤いの雨が降り注ぎます。自分がいかに乾ききっていたか、思い知らされました。全国に非常事態宣言が発令されて、金曜日は更に慌ただしい対応に追われました。その中で、やるべきことを随時判断、決断し行うことは、今までのエネルギーでは行えない程、神経を使うと自覚しました。昨日の雨が身に沁み、やさしさに助けられました。
今日は、木の下でさり気なく咲く乙女椿と出会いました。ただ嬉しくて、じっと見つめます。毎日のさり気ないことが、こんなにも泣きたくなるとは・・・
特別な日である今日、さくらのなかりせば ライブ配信をして頂き、ありがとうございます。