旅立ち
ウラジオストクより、先生、高麗さん、スタッフの皆様、お帰りなさい。KOMAギャラリーオープンをおめでとうございます。そのオープンの日に母が亡くなり、大きな変化の時と感じます。亡くなる時に、母の手を握り、たくさん母に話しかけました。私はスペインに行くよと。母の状態がどのようでも、行くつもりでいましたので、帰って来るまで、私を待っていて欲しいとずっと願っていました。そして、もう一度、私はスペインに行くよと伝えると、「ママも行く」と聞こえました。なるほど、とわかりました。母も行きたいのです。そりゃそうです。母も共に、世界の役に立つ活動に参加したいのです。そのあと、血圧が下がり母は亡くなりました。魂共にと教えてくれました。肉体がなくなり、自由になったと感じました。今までも、共に生きてきた母と私です。これからも共に生きていきます。母が生命で教えてくれたのは、今を大切に生きることです。何一つ当たり前のことはなく、今と同じ日が続くと思ったら大間違いです。今、今を生きることの大切さを教えてくれます。そして、今までは私がおかしいと母の状態が悪くなることもありましたが、この後は自分で早く気がつきわかるようにと。ずっと守ってくれています。ずっと育ててくれています。大切なことを伝え続けてくれています。今日からは、母も思い描いたことの無い未知の幸せへと、旅立っていきます。多くの方が、お別れに来て下さり、共に生きる方々の暖かい気持ちが本当にありがたいです。寒い会場でのお通夜でしたが、先生のピアノに光満ち、花に溢れた空間は心暖かく、新しい旅立ちにふさわしい時となりました。ありがとうございます。