KEIKO KOMA Webサロン

今に生きる


早朝出かける用があり、外に出てふっと空を見上げ驚きました。蒼い空と白い雲の合間に、大きな丸いお月様がくっきりとかかっていたからです。思わず時計を見ると、朝の六時過ぎです。家を出る前に時間を確かめたので、やはりそうだよねと思いつつ、暫く蒼い朝空にかかる、光り輝く満月を見つめていました。不思議な感覚に吸い込まれます。

明るくなる空を見ながら駅に向かって歩いていたら、突然昨夜の高句麗伝説が見え始めました。いつもであれば何かしらの感情が入り混じるのですが、昨夜は余計なものは一切なく、先生の音と高麗さんの声と共に、そのままにいました。先生の太鼓の響き渡る音に激しく波打つ胸の高まりも、ただそのままにいました。経験したのに、何もなく、確かに体にあるのに言葉にならず、どうしたものかと正直昨夜は戸惑っていました。今朝の光り輝く満月を見た時、今に生きることを昨夜経験したのだと分かったのです。今までの在り方も見えました。コンサート等があると、ただならぬ大きな節目を分かりつつも、何か特別な一日と捉え、そこが頂点であるかのように向かい、その先が自分にはないこと。今、今に生きておらず、過去形に変えてしまっていました。先生の音と高麗さんの声と共に、そのままにいたのであれば、歴史の縦軸と空間の横軸のど真ん中である今にいたことです。そのまま一つでいることは、過去も未来もなく今であり、余計な感情すらあるはずもないと合点がいきます。ここまで書いていたら、先日のアントレプレヌールサロンにて先生が仰った、会計として考える決算書と同じであることにも気がつきました。魂、精神がないとできないと仰った、今に生きること、このことの普遍的なすごさに驚きます。偶然見上げた満月より教えて頂き、一つ一つ分かっていけることに感謝します。ありがとうございます。

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