同胞
東京から比叡山にやって参りました。とても寒くなりました。道中は、ウラジオストクのギャラリーオープン準備の連絡がずっと続きました。モスクワからのメールも多く入り、日本とロシアはひとつとなりました。比叡山に着いて、最後のウラジオストク行きの制作をしました。その間もオープンに向けての連絡を取りながらで、気持ちが落ち着かず、まずは精神を整えたく、先生が焙煎してくださったGUJI コーヒーを淹れました。コーヒーからのメッセージは、源はひとつであることを忘れずに動くことを教えられます。最近は、「高麗」の看板にご挨拶をしても、五女山コーヒーからのメッセージも源はひとつであることを教えていただくことばかりでした。昨日のスカイロケットセンターに立つ「高麗」の看板を前にし、目を閉じた時は、ひとつである源にやっと戻れた魂がひとつに融合していました。ロシアへ行けたので、別れた同胞がひとつになれたのだと受け止めました。これから、と言葉が生まれます。
比叡山の工房で仲間と一緒にコーヒーを頂いている時に同胞について話していました。話しながら気づくことがありました。元はひとつである感覚はロシアの同胞に感じるのです。元はひとつであれば対象化することもないので、全て同時に動くのだとわかります。私の目となり耳となるのも、元はひとつであれば当然の動きとわかります。場を超えて、魂ひとつに動くことがはじまれば、世界が動くことが早くなると見え、世界中の同胞と出会い、同時に動くことがはじまるこれからが本番なのだと気づきます。日本とロシアへ亡命した高句麗人がひとつになれば、強い、と見えた瞬間、魂震えました。まもなくオープンしますウラジオストクの拠点も、モスクワのカフェも同胞との出会いの拠点となると見え、やりがいを感じます。そしてロシア全土にて先生のコンサートを開催できれば、世界は変わります。この度、10年ぶりにモスクワへ行き、以前とは違う街となっていることに驚きました。若い人々は、明るく、エネルギッシュです。10年前のモスクワでの「高句麗伝説」での表現が現れているのだとふと感じた瞬間、世界各地にて開催してきたコンサートの表現も同様に現実に現れていることを感じます。生まれた芽が育ち、実を結ぶ時を迎えていると感じます。日本ではたくさんのコンサートを開催してきましたので、私達が動けば、大地も空間も一気に動く時が来ています。このチャンスを活かさずに何をし生きるというのかと、喝を入れられたように目が覚めます。ぐずぐずせず、もたもたせず、どんどん動く時、自ずと道が拓かれます。ありがとうございます。