モスクワにて

無事にモスクワに到着しました。皆様に無事を祈っていただき、この場を通じてつながれますことに感謝します。飛行機で２時間で行けるウラジオストクもロシアですが、モスクワは飛行機で１０時間２０分です。この度は、通路を挟んだ隣の人の大きな咳やうなり声が気になり、頭痛までし、とても居心地の悪い機内でした。この巡りは何故かと考えました。いつも巡りが良く、幸運な人生を生きてきましたので、この度は。。。と考えざるを得ない巡りでした。どんな時も人間であろうと、内面を感じ、どのような状況でも心豊かに美しくあろうと努めました。が、あまりに無配慮の状態に驚くばかりでした。咳は気になっても体の状態ですので、とやかく思うほうが人間ではないのだと考えてきました。迷惑とは考えない気持ちではいますが、普通の咳ではなく、あまりに人がいることを気にせずに、表現し難い咳をするのです。最後には、物を動かすにも心臓が凍てつくような大きな音をたて、まわりには一切配慮しない様に、このような状態は人間のやることではないと、心の中で怒りを感じました。その途端に、鬱状態であった状態が吹き飛び、突然私に戻れました。モスクワに着いた時は、ここ数日のかぶりによる鬱状態や、体の不調はなくなっていました。その後は、パスポートコントロールもスムーズで、担当官は仲の良い親戚に会ったような感覚でしたので、いつもの緊張感もなく、通り過ぎることができました。先生が写真を撮ってくださった時は本当に元気満々で、私らしくなっていました。先生からはロシア人以上にロシア的な顔になっていると笑われました。

モスクワの街並みはとても懐かしく感じます。天に向かい真っ直ぐにそそり立つ木々を見ると、魂震えるのです。大空に向かい、大きな白い雲が空間いっぱいに天に向かい真っ直ぐに立ち現れています。心に焼き付く風景です。

大きく広いモスクワは大都会です。立派な歴史ある建物が並び、それはそうそうたる風景です。１０年前に「高句麗伝説」を開催させていただいた街ですが、同じ街とは感じませんでした。途中、サンクトペテルブルグへ初めて行った時に、この道を知っていると胸の内で感じた街並みとよく似た風景をみつけ、とてもなつかしい気持ちでいました。この街には同胞がいると感じる懐かしさを感じました。

気が早いロシアの同胞と同じく気が早いエチオピアの同胞に今日、はやくもお会いできました。本当は明日のアポでしたが、今日会う巡りとなりました。鬱が爆発したようにハイテンションとなりました。先生がこの時に向かい、鬱状態で、蓄えておいたというお話をしてくださり、色々整理する機会となりました。それにしても今後の展開が大変楽しみです。

夜遅くまでエチオピアからお越しいただいた方と、重大会議となりました。今後の人類が生き延びていけるか否かの鍵となるお話でした。大変厳しい状況でありますので、よっぽど、賢く生きていかねば、永延の後悔となると肝に命じます。どのような状況でも抜け出し口をみつけ解決へ向かうことが人間と深く考える重大会議でした。

明日を楽しみにし休みます。ありがとうございます。