比叡山にて
東京から比叡山に来る道のりは、様々な国を通り、やっとたどり着いたような体感でした。台風の爪痕を感じ、災害が起こった後の空気やエネルギーを身に感じる道中でした。渋滞もあり、どしゃぶりの雨に打たれ、比叡山に着いた時は嵐となっていました。玄関の鍵が全く反応せずに手動の鍵を持っていたので開けることができたのですが、家に入ると電気が落ちていました。ここも台風の影響を感じます。ふと電気がつかないだけでも驚き、どうしたものかと考えてしまいますが、自然のはたらきを考えると、人間の都合で困っているのだと考えられるようになりました。何があっても生き延びていけるように生きることを身につけていく時としみじみと感じます。
東京高麗屋での「パリ」コンサート上映会サロンにて、パリでの経験が思い出されました。あんなに愉しかったことはないと皆で口々に話していますが、愉しかったことと、生命の内は涙、涙だったことは今も尚あり続けます。何度も書かせていただき恐縮ですが、皆で体は疲れていても動かずにおれずに、呼び込みをし続けました。作品展にお越しくださる方にお会いすると、魂と魂がふれあい、涙となるのです。内面の奥深くでは昔から知っている人と再会したような体感なのです。生命の深奥で出会う魂と魂の出会いが新しい世界を創ると見えるのです。世界の平和を実現していきたい気持ちを考えると、自分のやることが見えたのです。魂と魂が出会う機会、空間を作り、新しい生命圏を創るとは毎日ビデオ講演会でお話するようになりました。パリで出会ったクルド人のことを昨夜ここに書かせていただきました。今日になると、胸の内から聞こえてきた言葉があります。国家を持たないクルド人の男性から、内面でつながる世界を創ることは生きる場を創り、世界平和を創ると聞こえたメッセージが蘇ったのです。世界の危機は甚く感じています。世界の街角にいだき空間を立ち上げ、魂と魂の出会いから生まれる新しい世界が創られることが、危機を乗り越え、新しい人間が生きていける世界を創ると見えるのです。私はいつもお話していますが、来年の東京オリンピックまでには新しい世界を創りあげておきたいと内から生まれる気持ちを実行することに尽くします。
ウラジオストクでのギャラリーの決定が急に早くなったとの報告を受け、今日は送金手続きが目標でした。無事に出来たと聞き、確実に先を創っていける流れに入ったことがうれしいです。年内にはスペインにも行きたかったのですが、今日のメールにて日程が合わないとわかり、来年に持ち越します。他にも行きたい国があり、昨夜からスケジュール表を見ては、行けない現実を受け止め、どうするかを考えていました。答えは出るものです。おおいなる存在とつながり動けば全て良しの結果となることを経験していますので、やるべきことをやりきり、委ねます。季節が秋から冬に向かっていますので、渡航するにはベストシーズンではありませんが、来年の夏までには新しい世界を創ると決めていますので、季節も時期も関係なく、縁ある地に行き、新しい世界創りの動きをしていきます。ウラジオストクも、今年の2月に、一年で最も寒い時期に行ったのです。極寒でした。この時期よりスケジュールが空いてなく、ここを逃すと、5月になってしまうので、行くよりないと決めて行き、先日のコンサート開催へと導かれました。限られた時間の中で、いかに平和を実現する道を歩めるかと考えながらの道中でした。今後の動きは未知ですので、とても心はときめきます。
今日となりましたが、迎賓館コンサートがあり、とてもうれしいです。いつもより一時間早く、夜には京都事務所にて「本音で生きてください」講演会をさせていただき、その後はビデオ講演会と続きます。表現し、先を創りたいと望みます。ありがとうございます。