KEIKO KOMA Webサロン

パリにあらわれた新空間


パリは、明日からストがあるとの報告が入り、コンサートのことや作品展のことが懸念されることから始まった一日でしたが、何の為にパリに来たかを考えると、世界の危機を感じ、動かずには先はないと甚く感じ、開拓の旅にでましたので、何があっても人間としやるべきことはやると確認し、活動開始しました。

窓のテラスに咲く花が、美しく、心やすらぎます。今日は、昨日とは打って変わって肌寒い天候でした。昨日は初夏のような暑さで、ノースリーブの服を身につけた女性の格好から、その暑さがわかります。今日は、ダウンのコートを来ている女性の格好から一夜にして季節まで変わったような気候の変化でした。

今日着る予定の服を着ても、空間に合わず、マーブリングの衣装が一番空間とひとつであり、未来を創っていけると生命をもって感じ、普段はあまりしませんが、他の服を持ってこなかったので、昨日と同じマーブリングの服を着て、設営にでかけました。「歴史の大ロマン」と名付けているマーブリング模様の服を上下合わせました。とても心が自由で着ているだけで楽しかったです。

ホテルを出る時はどしゃぶりの雨でした。スタッフから今回お借りしているギャラリーが写真とは全く違い、とても汚れている場所で、私の作品を置けるような所ではないとの連絡を受け、まさかと感じ、大変驚きました。どんなに驚いても24日からはお借りし日本から1,000点もの作品を運びましたので、何があってもやるよりないのです。今日の会場も、写真で見た時とは全く違うイメージに驚きました。写真では正確に判断できないことを思い知りました。が、やるよりなく、まずはお掃除からはじめていただきました。壁を拭いていただき、天井も備品も全て拭いていただくと、やっとどのような空間を創るかが見えてきました。見えたままにスタッフに話、展示をしていただきました。先生もおられたので、細かい処理等は先生にご指導いただき、とても美しい展示の仕方ができ、ありがたかったです。いつもは私が一ミリの狂いもなく、展示しますので。とても緊張します。黙々と皆で動き、夕方の6時半頃に終わりました。設営中も、窓辺に展示した着物の反物のマーブリングを立ち止まり見ている方が多く、うれしく感じながらの設営ともなり、次第にやる気もあふれ、気づけば、終了できる時を迎えていました。やってもやっても終わらない感覚があり、山程の作品をどのようにし、展示するかを考えながらもやっている時は考える間もなく、見えるがままに、体が動くがままに展示させていただきました。

終わった時にギャラリーの方が、凄いチームワークですね、とおっしゃいました。初めての経験であったともおっしゃいました。先生からも誰一人とし止まることなく動き続け、とても良かったとおっしゃっていただき、とてもうれしくありがたいです。先生がおられたので、空間が動きやすく、余計なこともなく、とてもやりやすかったのです。私を筆頭に一癖も二癖もある人達ばかりです。何によってひとつになれるかは先生とつながるよりないのです。以前に高句麗伝説の制作に関わっていた方が、私達のことを、例えば渋谷で一人会ったとしても驚く程個性的な人ばかりのチームと驚き話していたことを思い出します。会場を借りた時には、片付けの速さ、使う前より綺麗にしていくことを驚かれます。普通のチームワークではないとはどこへ行っても言っていただくことですが、今日もそう言っていただき、いだきならではの動きが出来、良かったです。とっても美しい空間が誕生しました。道行く人が見てゆかれることがうれしいです。

明日は、先生のコンサートがございます。とても愉しみです。出会いを待つ多くの魂に届きますように。。。ありがとうございます。

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