転機
さわやかな風とどこからともなく漂う花の香りに季節の変わったことにほっとしていましたら、肌寒いようにすら感じる空気に、一気に季節が進んだことを知ります。季節が巡ることはあたりまえのことですが、今は未来につながっていると感じ世界にかけていかれる高麗さんの旅立ちの時、それを知る自分は、と。
毎日色んなお宅に行き認定調査をするのですがここ数日は介護度で言うと4や5という重度の方にお会いすることが多く難病の進んだ方と介護されている方にお会いすることが重なっています。知識だけでは太刀打ちできないし、介護されている方の気持ちも環境も様々です。その方がたの人生の一瞬に立ち会って決まった短い文章で表現しなくてはならないのです。自分の人間としての力の限界を色んな意味で感じます。昨日まで普通に暮らし例えば銀行や会社に行っていた人が思いもしない病気で2・3年の内にベッドから起き上がれない毎日を過ごすこともあるのです。
今私はどうしようかと方法が見つかっていない問題に直面しています。同じ過ちを繰り返す寸前にいます。一つずつ書き出して抜け出す道を探っています。高麗さんのビデオ講演会を拝見しまさに私の状態が高麗さんを苦しめているのかというくらい苦しいものがあります。同じことをしていても解決はできないのです。違う方法を見つけて乗り切ることがチャンスになること、最も自分の弱点と考えていることを一気に変えていく転機になるかもしれないのです。身体に残っている過去の止まったこと、たまっていることをなくしていくことが恩返しです。高麗さんが世界に、未来をひらくために飛翔される希望の時、私も未来に向かっていきます。