秋の風に吹かれ
午後一番よりパリ行きの荷創りをし続け、作品の山を見て、驚きます。いつも自分で作ったものですが、その数の多さに驚き、誰がこんなに作ったのかと、たまげています。迎賓館オープン記念コンサートの時、2回のコンサートを開催させていただきました。観光バス4台、200名様を超える方々がマーブリングのお着物や、衣装をお召しになり、お越しくださり、その作品数の多さに驚きました。これだけをよく染めたものだと自分でしたにも関わらず、想像もできないことと感じたのです。今日はその時のことを思い出します。これだけの作品をパリへ持って行こうとしていることを自分で決めていることですが、自分で再確認し、未知なる世界へ賭けていく気持ちの現れと受け止めます。やっとビデオ講演会の前に、自分のスーツケース分は荷創りが終わり、急いでビデオ講演会に行かせていただきました。「高麗」の看板の前に座り、しばらく心澄まし、佇みました。私にはこのような時が幸せな時です。目に見えない世界を見、魂と対話する時が心休まり、生きていることを実感できるありがたい時であります。高句麗壁画に描かれている天女か、何と表現して良いのかわかりませんが、いつになく五女山の天空を飛翔する魂が現れていました。講演会後には、五女山の階段を一段一段上がっていく光景が見えました。今朝、五女山コーヒーを淹れさせていただいた時、五女山の道を歩き始める光景が見え、五女山の階段を一段一段登っていくとのメッセージを受けました。パリへ世界開拓へと出かけることもウラジオストクで同胞探しの道を作ることも五女山の階段を登っていくことに通じていると感じ、とても嬉しく希望を感じます。最後に「高麗」の看板にご挨拶をした時は、「高麗」の文字が一歩前に出ていました。高麗の精神が表にあらわる時が来たと感じ、これからの動き、展開に心がときめきます。
長くボランテイア活動を共にしてきた仲間とスカイロケットセンターでの一日の終わりの挨拶は「パリでね。」でした。まさか、パリで会いましょうと言い、手を振る日が来ようとは。。。と思わず笑いながら話していました。
今日は、レバノン人からの連絡があり、レバノン大使館からも連絡がありパリとレバノンの風が吹く日でした。最近は毎夜、パリ、ロシア、エチオピアへとメールする日々が続いています。今日はフランス人のお店に行った時、フランス語で挨拶をされ、初めてボンジュールと言い、挨拶を交わしました。外のテラスで秋の風に吹かれた時、ほっと心が安らぎました。これでも随分と成長できたことを自覚でき、心から感謝しました。以前であれば1カ国のことをするだけで精一杯であったと思い出します。今までであれば、今頃、大パニックとなっていたことでしょう。あれもこれもと大忙しですが、やれていることに気づき、変化できたことがありがたいです。9月11日の京都でのコンサートで頭を縛り付けてきた時間の神や悪魔から抜け出せてから大きく変われたのです。そして今、パリとロシア、エチオピアのことを同時に行えることがとても嬉しいです。そしてもちろん日本のことは当たり前にやることです。これから大きく動ける予感があり、ありがたい気持ちで一杯です。大いなる存在と繋がり生きていけば、時間を超え、場を超え生きていけます。ありがとうございます。