KEIKO KOMA Webサロン

親の教え


私の両親は商売をしており、物心ついたころから何人もの従業員とともに生活していました。従業員には使用人といった感覚はありません。私は血のつながりではない方々に育てられました。

両親のことは複雑な思いがあり、決していい感情だけではないのですが、ただ一つ、人をもののように見ない、ということは今も感服しています。色んな人が幼い私の周りにいましたが、母が幼い私の何気ない一言に血相を変えて怒り階段から落ちた覚えがあります。幼い私には言葉の意味も分からずつい口にしたのでしょう。それが唯一の「教え」と感じています。人をもの扱いしてはいないつもりでも周りに合わせてそうならざるを得ないことも多い中、それは一つの「筋」としてあります。

お金のことでだんだんと雇われ仕事が増えて、と言うか雇われでない仕事をしたことがありません。それも年齢制限があったりしてだんだん制約が多くならざるを得ないのですが、その両親の理屈抜きの教えを大切に受け継ぎます。応用コース、ジェンダーと書き込んでいただけることを心よりお待ちしています。

 

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