ぬくもりのなかで
東京に戻り、いちばん最初に感じたことは、弘前のあの温もりです。
人も、空間も、あたたかく、やさしいことが、自分でかんじた以上に心に残っています。
東京に戻る日常は信号無視の自転車や、機械的な人とのすれ違い、これが日常なのでした。
日常から一時でも離れ、違う場所、ちがう空間にいる経験は想像いじょうに大事でした。生命が新しい風を感じ、夜露に濡れた草が朝を迎え、新しい朝に育まれていく生命のようです。
高句麗伝説と共に経験させてていただいた東北の地と人の温もり。
盛岡の高句麗伝説が終わり、帰る帰り道で一瞬通り過ぎた懐かしくも新しい風、
これから生きる新しい芽の香りがしています。
3回の東北、高句麗伝説をありがとうございます。