KEIKO KOMA Webサロン


応用コースを終えた後は気づくと深い眠りに落ちており、鳥の鳴き声で目覚めた時は朝方の4時でした。またやってしまったと思いつつも、まるで催眠術にかかったかのように瞼が閉じていきます。夕方思うままに外に出ると、仕事帰りの人波が私に向かって歩いてくる様が、妙に不思議な感じに見えます。まだ明るい夕方に駅に向かっている大群の方たちが、一体どこに向かって行っているのかと奇妙に感じたのです。人波から外れ、ふっと空を見上げれば夕暮れの青空に神の鳥が大きく羽ばたいています。夕焼けに染まりゆく雲はマーブリングの溶け合う色のように、どこまでもやさしくピンク、ブルー、オレンジ、黄色、白が美しい世界を織りなしています。あまりの美しいパノラマに目を凝らして見上げていましたが、誰一人として同じ空を見上げている人はいない事に気づきました。真っ直ぐ前しか見ずに歩く人、座ってうつむき携帯電話しか見ていない人ばかりの中、私一人なのだと気づかされました。翌日は息つく間もなく時間に追われていきます。巨大なベルトコンベアーが次から次へと業務を矢継ぎ早に私の目の前に山積していくかの如くです。夜、時計を見て慌てて外に飛び出せば、見上げても虚ろな夜空には何もなく、昨日の人たちと同じくただひたすら歩いている、疲れた自分がいました。思わず、これではコンサートのチケットを、お勧めする状態ではないと呟いていました。夜遅く帰宅し真っ先に飛び込んできたのは、天運と五女山スペシャルで頂いたマーブリングの和紙でした。美しい紋様が自分と溶け合い、次元が変わっていきます。PCをおもむろに開けば、ロシアからの輝く写真と高麗さんからの書込みが、一陣の光風となり吹き抜けます。何をぐだぐだしているのか。今の私と同じ思いの方が必ずいる。私でなければ伝えられない方がいるはずだと新たに勇気づけられます。先生、高麗さん、他で動いている方たちと共に、私ももっと体力をつけ心曇る事なく動いていきます。

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NPO高麗 東北センターにて
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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明るい日差し