内面
狛江での応用コースをありがとうございました。
一昨年、自分に大きな転機が訪れました。複数の人との関係に大きなひずみが生じたのです。例えば、心から信用していたかつてのビジネスパートナーを金銭的な窮地から救おうとしたところ、裏切られ逆に苦境に追い込まれました。自分の気持ちは行き場を失い、まさに迷宮入りしてしまったのでした。人間不信に陥り、常に緊張し他者を必要以上に警戒する状態が続きました。一度スイッチが入ると、とても息苦しく、人との関係においても闘争か逃走という状態でした。
このような経験は人生において初めてでした。関係性において、どちらかが一方的に悪いということはないはずです。何か自分にも原因があるはずですが、当時、このような状態から抜け出す術は持ち合わせていませんでした。
昨年8月に先生から頂いた「感性」のお話しの中で、嫌なことを我慢し感情を抑えつけ溜め込んできたそれまでの自分の生き方に気づきました。先生が、感情を表現することの重要性について普段から仰っていたことの意味がようやくわかりました。
自分の中から余計なものを無くすため、これまでに溜め込んだ感情を外に吐き出すことに努めました。一旦、この作業を始めると、幼少期まで過去の記憶をさかのぼり、感情の棚卸しをする必要がありました。悲しみ、怒り、恨み、嘆き、恐れ、嫉妬、あきらめなどあらゆる感情に向き合うことになりました。それと同時に、コンサートや今度は人との関係の中で、徐々に心が癒されていく経験もしました。
長いトンネルでしたが、12/17の「音」をテーマにしたコンサートでようやく自分を取り戻したと感じ、1/6の「迷宮」をテーマにしたコンサートで、それをはっきりと自覚しました。それと同時に、内側の奥に潜む問題と自分が完全に一致しました。一見、内面と向き合っているつもりでも、その実、内面に出口を見出すことから逃げていたことです。恐怖などの感情に支配されてしまっている状態では、自分を見失い、自己中心的で、感情的に反応し、問題を人のせいにする自分の弱さのためでした。「現代人は身体をなめている」とのお言葉どおり、迷宮をさまようばかりか、迷宮そのものをつくりだしてしまうあり方、すなわち、内面を甘くみていたこれまでの自分の生き方を強く恥じました。
それでも、今年最初の応用コースに居れたことに心より感謝申し上げます。
