KEIKO KOMA Webサロン

音についてのお話


本日は音についてのお話を聞かせていただきました。
コンサートメッセージで音を「差」と表現されていましたがよく分からなかったので、本日お話いただきありがとうございます。
楽器の演奏では一音一音の違い、意図を明確に理解する必要がありますから、どうしても違いとして捉える傾向があります。
学生オーケストラでチェロを弾いていたことがあるのですが、弓のアップダウンや、指揮棒やコンサートマスターの呼吸を見て弾いたり、
チェロパート全員で音程や抑揚など合わせたりと、何かと「緊張」することばかりでした。
以前大阪文楽劇場で公演を聴きに行ったことがあったのですが、三味線を弾く方が6名か8名ぐらいおられましたが
音程と発音のタイミングを完全に周りに合わせることより自分のタイミングで音を出されているように見えてびっくりしました。
自分の存在を音として表すことを意識されているようでまるで演奏スタイルが違うと感じていました。
音程やリズムが少しズレていても皆さんの音それぞれが迫力があり全員の音が合わさった時にもの凄く感動したのを今日のお話を聞いて思い出しました。
もしかして日本の古典音楽は音に対して「差」と捉えておられるかもしれないと感じました。
西洋の音楽も楽譜を暗譜し技術的にも問題ないレベルになれば、内面性まで表現されている演奏家はおられると思いますし可能と思います。
「静」も音というのも面白かったですし、「差」と捉えることで体の力も抜け、落ち着きを取り戻せます。対立に繋がらないこと理解できました。
お話大変ありがとうございました。

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