受け容れる
第一部「大象(だいしょう)」
「大象」とは、大きな象徴の象と書きます。
「大象」とは、すべての形が生まれる前の
おおきな見えない形のことです。
世界のすべてが形を生み出す前に
静かに横たわる「大いなる形」です。
私達の体の中で、この「大象」に
最も近いはたらきをしている器官があります。
それは「小腸」です。
食べ物はただ栄養ではありません。
小腸が静かにはたらくとき、穏やかに「大象」は現れはじめます。
良く噛むとき、冷えを避け、温もりを与えたとき、
急がず味わい、呼吸と共に食べるときー。
小腸は静かにひらき、「受け容れる力」がもどり、
内側にある「大象」がゆっくり姿を現します。
どうぞ胸の奥、小腸の奥でそっと息づく「大象」をお感じ下さい。
第二部「愛の大象と間(あわい)の炎」
愛の大象。形になる前の愛。
まだ誰のものでもない巨大な生成の場です。
沈黙を受け入れるとき、
愛の大象の最初の炎が灯ります。
玄牝のようにひらく力。
未来へ押し出す愛。
大象が形を得ようとする衝動そのもの。
愛が未来へ動き出す瞬間です。
愛の大象は、胸の奥、
小腸の深い場所へとどき、
眠っていた未来をそっと揺り起こします。
晴天に恵まれ、コンサート前には久しぶりに御所南高麗屋にて幻のコグリョカフェをさせていただき、お一人お一人と出会った体感があり、共に良い時を過ごせましたことに感謝します。先生が焙煎してくださったコーヒーは京都でも大変美味しく、皆様に喜んでいただきました。皆様の内面の光景を詩にさせていただく時、時代はまるで変わり、いだきの時代となっていることを感じます。危機にあり大変な時代でありますが、真の人間としての人生を生きるチャンスの時と感じ、この時を逃してはならないと感じます。1秒のひらめきを否定しなくなるとたくさんのひらめきが生まれ、楽しくなってきました。可能性がたくさんあると感じ、今までにないときめきが生まれます。先生のコンサートでの経験が生きる要であり、生きる力です。今この時にコンサートを経験できますことに感謝します。京都ロームシアターでのコンサートメッセージはタイムリーと感じる経験をしていましたので、今日もまた生き延びていけると救われる気持ちでメッセージをお聞きしました。「大象」に最も近い働きをしている器官が「小腸」とのメッセージに、ちょうど自分の課題を乗り越えていきたく考えていた時に「小腸」のお話を伺っていましたので、今日のコンサートで経験できることがありがたく、今日も乗り越えていけると希望を抱きました。今日はロビーに新作のマーブリングコート等を展示しました。展示したスタッフが今日のロビーは「虹色の夢」と表現しました。「一枚一枚は高麗さんの役にたつ」と言っているようだったと喜び話していました。開演前のロビーは華やかで賑やかでした。これから一人ひとりの夢が叶うエネルギーに満ちていました。華やいで迎えたコンサートです。ピアノの音は遥か彼方の光と感じ、ただただ心地よいばかりです。宇宙空間に身を置いているようで、無数の星々に囲まれ、自由に宇宙を飛翔していると感じる体感でした。「玄」を感じる経験ができ、とても嬉しく安心しました。「玄」から大象が生まれるのかと感じました。「形を生み出す前に静かに横たわる「大いなる形」」との先生の表現が一番ぴったりと当たり前なことですが、この体感や見える光景をなんと表現したら良いのかと考えると先生の表現に行き着きます。今日もメッセージをそのまま経験させていただけます恵みに深く頭を垂れ、感謝します。このような経験ができる人生は今まで生きたどなた様もが経験したこともないのです。なんとありがたいことでしょう。星の輝きのようなピアノの音をお聴きし、私は玄を経験し、小腸を感じました。光を見ました。ここで生きれば争いもなく、何をも乗り越えていける喜びが生まれます。第2部もはるか彼方の音と感じるピアノの音に宇宙空間に身を置いているようで心地良いばかりでした。2部でも小腸を感じ、受け容れることを経験しました。自分の内に歪みや曇りがあると、他者から言われた言葉が引っかかり、重荷が溜まると考えていましたが、全てを受け容れていければ、光に闇が解けるように全ては光と変わることを経験し、ここでなら生きていけると大いなる力を得ました。全て受け容れていければ、何があっても乗り越えていけると勇気が生まれます。同時に私たちは先生に生命丸ごと受け容れていただいているので、今こうして生きていけることのありがたいことに深く頭を垂れます。心からありがたいです。受け容れられ生きているのですから、何でもやれるのです。力の限り、思い切りやっていきたい気持ちが生まれます。「愛が未来へ動き出す瞬間」との素晴らしいメッセージを心に聴かせていただく演奏は愛でした。この時が永遠にと望むほどにずっとこの演奏をお聴きしたいと望みます。終わった後のロビーは人間の生命の花が咲いているようでした。皆様のお気持ちでマーブリングの衣装は少なくなっていましたが、人間の生命の光に満ちるロビーは明るく、華やかでした。美しい世界です。今日も大変ありがとうございます。明日は久しぶりの迎賓館コンサートです。迎賓館でより表現できない表現が生まれます。世界に伝播し世界は変わるでしょう。無事に集えますように祈り、心からお待ちしています。ありがとうございます。
