KEIKO KOMA Webサロン

コンサートメッセージをありがとうございます。


ここ数ヶ月のコンサートメッセージや講座を通して、これまで理解していなかった言葉の意味が、より深く理解できるようになりました。
月や大地、子宮に関心を持っていた私にとって、玄牝・玄・天空という言葉は、自分の日常ともつながり、世界が広がっています。
京都ロームシアターでは、「あわい」という言葉を知りました。
「『愛』とは『あふ』ことから生まれ、『愛』は『間(あわい)』に生まれる」という一文に、日本語のフィットする意味合いとその声音に感動しました。
私はこの数年、アラビア語圏の人と翻訳ソフトを通して話す中で、日本語の細かな感覚をどう伝えるかを考えていました。
日本語の「愛」という言葉は、アラビア語ではどのように訳され、どのような発声で響いているのか、その違いが気になっていたからです。日本語は“一音一義”と言われていますが、その「アイ」の響きは、アラビア語ではどのように表されているのかを知りたくなりました。それは、英語のLoveには、進行形のない固定された響きに聞こえていたからです。男女関係も固定されると、所有や支配を前提とした考えが強くなり、土地やモノ、お金に執着し、発展や工夫のない関係になっていき、
それが、消費を繰り返し環境を破壊し、エネルギーや資源を手中に収める経済の仕組みとなっているのではないでしょうか。だからこそ、「あわい」という言葉からも、「いだき」というお名前からも、「イ」の進行形を表す「愛」の経験が、世界中の山積する問題解決に必要です。私たちを包んでくださる「あわい」の空間が、「いだき」の響きでありコンサートの場です。
以前入手していた高麗さんのアラビア語版の詩集には、「愛」をどのような言葉で表されているのか、気になり、調べていたところです。アラビア語版の詩集には、「LOVE」の詩は翻訳されていないようでしたが、私は「海によって、国境によって、異なった言語を話す民族という壁によって…」という一文に、いつも涙が込み上げてきます。
アラビア語は、文字は模様にしか見えず、日本語にない発音が多くあります。しかし、その言葉の語源や歴史を調べ、文字を正確に書くと、その成り立ちがイメージできて、普段使わない喉や舌を意識できるようになりました。そして、正しく発音できるようになると、やっと、その響きにある感覚が、言葉に繋がっていくような体感です。
英語も話せず語学が苦手な私ですが、アラビア語圏の人に日本語の「愛」という言葉をどのように伝えるかを模索しています。それは、日本語の古くからある和語をより理解することになり、日本語の響きと、その精密さ、豊かさに驚く日々となりました。
コンサートの経験を言葉で表し、日常も綺麗に生きることが、大切です。
本日の先生のお話を、大変楽しみにしています。ありがとうございます。

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東京高麗屋にて
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仙台電力ホールにて