三鷹　風のホール

入り口を入ると立ち並ぶいくつかのパネルの自然に満ち溢れたお写真を眺めながら、今日のコンサートを楽しみに待ちました。

第一部のメッセージをお聞きしながら、自然の意味の深さを思い知ります。自然とはいっても、経験しますのは、まるで天上世界の祝福を受けた宴会のような、晴れやかで何もかも艶やかで麗しく、全てが開かれた空間は自然界のあらゆるものに満たされ魅了され、この上ない幸せに満たされる経験でありました。
これだけ幸せである経験を生かしいきることができる能力を持っている証を得ても、それらのほんの微々たる能力しか普段使っていないとしたら、やはり、それは、人口的なものに支配されているからだろう、と言葉になります。

第二部では、暗雲立ち込め地響き轟くような暗黒の世界に生き、一部とのあまりの違った世界に、ここは、自然とはかけ離れた世界なのだと、演奏される中にめぐる気持ちは、自然から切り離され生命を踏み躙られ犠牲になった多くの人々の悲しみを受け入れひとつにされていかれるお姿を心に感じました。そして、日々囚われ中心を失い、向かう未来を見失い、彷徨うわが魂を見出します。次第に涙が滲み出てきたとき、我を取り戻し、中心を取り戻すのです。本音を言葉にしていないから、こうなるのだ、と、この度の自然知性を経験したならば、以前のコンサートで生まれた本音を改めて肝に銘じ、トータルで、向かって参ります。ありがとうございます。