「清流」の経験から
昨夜の応用コースにて、いだきしん先生は、清流は渓流とは違う、と仰ったのですが、その時、清流でも渓流でもない、自身が生まれ育った街の、街なかを流れる川(用水路)を思い出していました。私が生まれ育った街のタオル工場からの排水が改善されたらしく、ある時、きれいな濁りのない流れになっていて、川藻までも、鯉までも見え、わが目を疑ったほどの経験を思い出していました。
小学生の頃は、市内を流れる川(用水路)が、何色もの絵の具を混ぜた灰色がかった何とも濁った色で、おまけに薬剤の匂いが、何でも溶かしてしまいそうな刺激がして、もしこの川に落ちたら、濁った川の中で私を見つけることはできず、おまけにあの薬剤で身体が溶かされてしまうと思うと、川のそばの道を歩く時、何度も怖く感じたものでした。が、数年後、6、7年後?経った頃ふと見ると、その川は透明で、川藻、鯉までも見えて!
調べると世界一厳しいと言われる瀬戸内海への排水基準を各社クリアしてるからと知りました。
明治維新となり、社会制度の大変化の時、100年後を見据え、大阪の泉州タオルを見習い、今治でもと、当時の晒木綿の生産を織り機があるのでとタオル生産に切り替えようと業界全体に働きかけ、街全体を指導した人がいます。其後、何度も織り機の発明、工夫を繰り返し、世界一と言われる今治タオルを生み出し、更に、いのちが循環する業界へと発展しております。
世界一でありながら、自然と共に生きる業界は、凄すぎる!!と感じた次第です。
光コンサートに参加できて良かったです。 川のそばには、文化も歴史もあります。高麗さん、いだきしん先生、ありがとうございました。