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蠟梅の香


青空の中、去年のお札をおさめに1000年以上地域の氏神様として信仰されている近くの神社に向かいました。玉垣の寄進者の名前に高麗姓が多いその神社にお札をおさめ、本殿をぐるりと巡れるようになっている道を歩いていると蠟梅の香。まさに蠟でできたような黄色く温かな小さな花から、なんとも優しく甘くたおやかな香りがします。しばらく香りを楽しみました。お天気も良いのでそのあと地域の神社をめぐり歩いていると、縄文時代から続く歴史が古いその地区で、皆で助け合いながら生きてきたのだろうという息吹を感じます。自然と共に暮らし、季節の行事を皆で行い、楽しんでいたであろうということ。先の神社も、もともとは疫病が流行った際に、一人の里人がお告げにより梅の古木に祈ったところ疫病が去ったというところからそこに祠を設けたところから始まっているとありました。こうした魂の痕跡は日本の各地、いたるところにあるのだろうと感じます。
縄文時代は1万年以上も続きました。日本に資本主義が導入された時期を明治初期と考えれば、たかだか150年あまり。戦いに敗れ魂を失ったような教育を受けた時期は80年。そろそろ呪縛からとけもっと自分たちの歴史に誇りを持ち、堂々と生きていく時なのではと散歩しながらつらつら考えました。一人一人が誇りを取り戻し世界に向けて生きるとき、きっと世界のためにもなると考えます。世界がいだきを待っていると感じた今日でした。ありがとうございます。
後藤美香

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