世界伝説をありがとうございます。
5月の高句麗伝説をありがとうございました。 琵琶湖コンサート開演前に琵琶湖の辺を通りながら会場に向かいました。琵琶湖の風を受けると、地中海からの風を感じ、世界中の魂が集う高句麗伝説がはじまることに、胸が高鳴りました。
京都では、美しい旋律と歌声に魂が揺さぶられ、涙がこみ上げてきました。「風の花」の詩と歌が心に響き、砂漠の大地も、悲しみも報われる時を感じました。この時を作ってくださったことに感謝の気持ちが涙となって溢れました。中東地域の人々にこの歌が届くことを願いながら聴かせていただきました。
狛江では、光を受ける大地や緑の輝きに満ちる映像と歌からはじまり、懐かしさと未来を感じ、春に芽吹く命を感じました。この地球の大地に、自分の命が産み落とされた時の感覚を経験したのかもしれません。長い時を経て命が繋がり、生かされてきたこと、あらゆる生物や植物、そして私自身の身体も、一つであることを感じました。歪曲した時間をリセットして、中心を捉えると、螺旋を描きながら上昇していくのです。
アルメニアの詩が詠まれ、アララト山の映像が映し出されました。紛争の繰り返される地で、次元の違う世界に生きることを改めて受け止めました。アルメニアの高句麗伝説で詠まれた詩から、セバン湖の辺に咲く花々に繋がりました。自分の生きようとする世界が、胸の中で開いていきます。
「世界伝説」と詠まれた狛江の高句麗伝説でした。翌日、レバノンとウクライナの皆様の写真を拝見致しました。これからはじまる世界への道を、切り開き、挑もうとうする魂に、身が震えます。心より、ありがとうございます。