沖縄にて
羽田空港は突風が吹いて、吹き飛ばされそうになる嵐でした。飛行機は2時間半遅れで出発しました。昨日の苦しみは、沖縄の苦しみを感じていた事を夜になり、気づきました。かぶりに気づいたら、心が重かった状態から前に進めるようになりました。無事に那覇の空港に着いた時、なつかしさで、胸一杯でした。何度ここに来た事でしょう。皆で、ST2沖縄から世界へのコンサートのお知らせを無我夢中でしたのです。道がある限り回っていこうと、本島はまわりきりました。当時の私は、目立つ事が怖くて、引っ込んでいましたが、この時は、新聞、テレビ、ラジオと、何でも出て、苦しみを身に受け、倒れながらも活動しつづけたのです。ある時、那覇空港の近くで、東京に帰る直前に地元の企業から100万円の協賛金を頂いた時の夢のような喜びを今日は思い出しました。東京ては、1日も休まずに街頭募金をし、お金を集めた事も昨日のように思い出します。今日は空港に着いた時、活動出来る事に感謝し、生命が躍動しました。あの当時も今も大変な状況にある沖縄です。先生はいつも気にしておられます。沖縄に行くなら、沖縄で起こった事、歴史を知る事が大切とおっしゃり、愛麗花ちゃんにお話しをされておられました。生命賭け、日の出から日の入りまで、摩文仁の丘で演奏してくださいました。涙よりないコンサートでした。久しぶりに沖縄に来て、空も空気も懐かしいです。人はやさしく、心を感じ、心がぬくもります。先生が沖縄のコンサートの趣意書に沖縄の心について書いておられましたが、今日は沖縄の心を身に沁み感じ、人間の人生を考えます。愛麗花ちゃんの卒業旅行ですが、私も世俗の頭を卒業したく、その機会と受け止め、来させて頂きました。ありがとうございます。