人間
ライブ配信でお聴きしました。仙台コンサートの前には盛岡応用コースをオンデマンドにて聴かせていただきました。東北のピアノの音色はいつもやさしく癒される音です。目標もなにもなく、要らなく、只、生命があるだけと感じるやさしさは、子どもの頃からいつしか目標をもって、ずっとこんにちまで生きていたんだなと感じました。
仙台コンサートの1部は、いだきとの出合いは生涯一度と最後で言葉になりました。
2部では凄まじいピアノの音のなかで、風が吹き、得たいの知れない黒くて長い生き物の昆虫のような眼がみえるような物体が身体をはっているような感覚を覚えました。
何処までも浄化していく凄まじい音を聴きつづけました。風の音が変わり、上昇気流に乗ったとき、世俗と、神聖なる世界に生きる人間の生命の真実をはじめて体感したような気になりました。
両方の真実の中で生きている人間は、まず世俗という世界をわかることがなければ神聖なる世界をわかることはなく、人間とは、いつも神聖な世界、次元から風が吹いてるのを、アンコールの深い愛の川のような先生の音が諦めることなく伝えてくださっていました。
ひとりも落とさず、引き上げてくださる深い愛の音。仙台コンサートをありがとうございます。