京都へ。母と。
幸運な巡りのために、今回一人で行くはずだった京都へ、母を連れてゆけることになりました。ありがとうございます。昔、母の母が73歳で亡くなって以来「私も73歳で死ぬ」と言い始めた母を説得して(その節は高麗さん、大変お世話になりました)受講させたのが70歳目前のこと。そして今年お陰様で85歳になりました。去年受けた癌の手術も無事に成功、順調に進んでいるように見えます。「17日のコンサート、いく?」と尋ねたら即答で「いく」と申しました。長生きしてほしいと心底思いながらも、母だって不死身ではないのだから、その日はいつか来るのだと、日々覚悟して生きています。生きている間にまた一緒にコンサートへ参加できますこと、とても有難いことです。明日は最終の新幹線の時間の都合で、アンコールまで聴けずに会場をお暇せねばなりません。申し訳なく思います。どうかお許しください。先生、高麗さん。いつもありがとうございます。心からありがとうございます。