「銀河と共感」
銀河鉄道に乗り、いだきしん先生がそのまま表現して下さる宇宙、銀河を旅した翌日、それは私にとって、過去最高の一日となりました。いだきしん先生によります「死について」といだき応用コースの講座、高麗恵子さんの講演会は、言葉にならなかったコンサートの体験を深め、新たなる発見へと私を導いてくださいました。
私は、ギタリストでエンジニアの父の元、解釈を必要とする環境に生まれ落ちていました。楽譜に記された音符や記号を追い、ギター、ピアノ、声楽、楽理や教育原理などの学びを重ねる中で、解釈なくして表現は成り立たないのでした。先生のなさった指導法とは真逆です。表現することで生きていきたいと望んでいたのでクラシック業界に嫌気がさした私は独特の魅力を持つロックミュージシャンとなりました。その結果、私はIDAKIと出会う機会に恵まれたのでよかったのですが、受講後、酷いことをしているのだと自覚した時申し訳ない気持ちでいっぱいになりすべての表現活動はできなくなりました。
譜面から全ての記号を剥ぎ取り、ただ楽譜を眺める。音は出さずにからだで感じる、そこから弾く。今からでも一度やってみたいと感じましたが、そんなことより、昨日の経験は此処から自分の言葉を表現できるかもしれないと大きな希望が生まれたのでした。
今では、不調や年齢への恐怖感は過去のものです。それらは私を縛る頭の中の亡霊のようなものでありました。それぞれが自由に動きながら一つとなっていく楽しさ、それはいだきの活動の醍醐味です。いだき実践編と勝手に呼んでいる高麗恵子さんとのボランティア活動は全ての志願者を受け入れて下さり世界唯一最高のトレーニング機関でもありますと感謝するのです。こんなに楽しいことを何故しないのかと声を大にし聞いてみたい気持ちです。
高麗さんの会社で働かせていただいた時もボランティア活動でも、世が世なら、死んでお詫びします、よりないことをたくさんしでかし、命が幾つあっても足りないほどでした。その全てはわかれば恥ずかしいことばかりでしたが、この瞬間のための試練だったと考えれば深い感謝よりありません。高麗恵子さんのビデオ講演会公開収録にて、エチオピアコンサートのことを話されたとき、初めて高麗さんと電話を交わした時、初めて高麗さんのご自宅へ向かった時、その全てが蘇り、生まれる前から知っていた「深淵なる愛」に気がつきとめどもなく涙は流れました。
この度の盛岡にて、銀河鉄道に乗り、新しい真の人生ははじまりました。5月、コンサートに行けなかった絶望感から、生身で参加できる一度きりの体験の価値を深く認識できています。
これからは、全てを極めていくだけです。起こること全てが、私か「いだき」を伝えさせていただくために必要なことだったと感じてなりません。そして目的意識など要らないものを完全に捨てて、古い時代の古い生き方を絶つことを決めています。
先生は「高麗さんに一兆円稼がせてあげる」とこれまで2度講座の中でおっしゃいました。私の心の中では、その言葉に対する拍手と喜びの声が大きく響いていました。そして、いだきしん先生、高麗恵子さんと共に、人類の未来を切り拓いていきたい気持ちでいっぱいです。
私の生きる道は愛であり、それは私が生まれながらに持っていた本音そのものです。人生そのものがかけがえのない楽譜であり、素敵な即興演奏となるよう生きていきます。これからの未知なる人生が、いかに楽しみか言葉にすることはできません。からだは生涯ひとつより与えられないので大切にしていきます。このかけがえのない経験に感謝し、2夜連続で経験させていただきました銀河鉄道車内のままに生きて参ります。
昨年お預かりさせていただいたお正月の桐箱に「銀河と共感」とあります。わかりはじめてきたことがうれしいです。
ありがとうございます。