しほり

寒い風が吹く中でも日差しは春の明るい光が注がれる比叡山でした。器に描いた心模様も乾き、まもなく窯に入ります。整然と美しく並ぶ器は一つ一つが透明感あふれ、とっても綺麗でした。このまま綺麗に焼き上がってくれますことを祈ります。人間の生きている状態がそのまま現ることを知っていますので、皆で内面美しく生きることが美しい作品が生まれますので、何をするにも内面が豊かで美しいことが基本です。日々、先生に学び、実践できます人生に感謝します。今日も皆と一緒に「愛のしほり」コーヒーをいただき、透明感あふれ、格別に美味しいコーヒーを味わいました。美味しいコーヒーを皆でいただくだけで幸せを感じられますことは真に幸せです。

「愛のしほり」は先生が焙煎してくださり、先生が名付けたコーヒーの名前です。焙煎しながら、先生は、その意味を確認する為にも世界大百科事典でも他のものでも調べ、名付けておられます。松尾芭蕉の弟子は皆「しほり」と表現していると聞いています。また、一般的には「しほり」と書くということを私も確認しました。正しくないとのご指摘がありましたが、「しほり」で正しいです。また、たとえそうでなくても、コーヒーのネーミングですので、問題にはなりません。ここに書かせていただきましたのは、先生は、いつも私たちが豊かに生きていけるようにと常に生きておられることを表現することが必要と考えたからです。コーヒーを焙煎する時も、ただそればかりをお考えになり、焙煎してくださっていることがよくわかるのです。スペシャル焙煎は、コーヒーの味もネーミングも今この時に最も必要なことをコーヒーを通して教えてくださいます。毎日いただくと、真に今この時に必要な経験であると身にしみわかり、感謝よりありません。今も痛む体には「愛のしほり」コーヒーが生命癒してくれます。戦争が続き、地震の被害や犠牲者の多いことも心痛む今、コーヒーをいただくことで癒され、愛に満ち、愛より世界を平和にすることはできないことを生命しみわかり、涙しながらいただいています。ネーミングも、先生は、よくわかっている言葉であっても入念に確認されます。桐箱の書を書かれる時は辞書で私たちがわかるように調べて教えてくださいます。先生のなさることは緻密であり、丁寧であります。そこまで考え、尽くしてくださったものを私たちは、あらゆる表現により触れることができますことに改めて感謝します。その場に居合わせた私たちが、たくさんの方々と経験を共有できるように表現することが大切と考え、今日は「しほり」について書かせていただきました。

コンサートもどれだけ力を尽くして表現してくださっていることでしょう。その場に居れることはこれ以上ない程、恵まれ、幸せなことです。先日のコンサートで、骨の裏側という表現よりできないのですが、そこに隠れるようにいた霊魂が見え、大変驚きました。今朝も自分の置かれている環境からは考え難い思いのようなものが心に浮かび、驚きました。もしかしたら体の中に隠れるようにしあった霊魂の声かと気づきました。先祖代々の体質となっていることと感じています。単純に出て言って欲しいとは望んでいますが、一体となっていることも見えてわかっていますので、外にある霊魂を身に受けた時は出ていってほしいと声をあげることもありますが、このような状態はどうするのかとは考え続けています。先生のコンサートより解放の時がないとは身にしみわかります。先生のところへいくことが霊魂も人間も最も健やかに幸せになれるということが今日は身にしみ改めてわかりました。本当に良いところであることを知ったなら、人間の体の中にいることなどしていられないでしょうと、もし自分がそうであったらと考えると、涙があふれてきました。皆、先生につながれば幸せになれると声をあげていました。私は、先生のことを正しくお伝えできますように生き、世界中の人にお伝えしていくことに尽くします。ありがとうございます。