KEIKO KOMA Webサロン

表現


昨日の迎賓館コンサートをありがとうございました。

開始早々、左手だけで演奏された低くどっしりとしたピアノの音が迫力をもってホールに響くと、まさに真剣勝負であると感じました。その後、暫くピアノの音を体で感じていました。しかし、ふとした瞬間に次々と変化するピアノの音に対し、自分の状態が1つの場所に鎮座する岩のように同じままであることに気づきました。そこで、変化するピアノの一音一音に集中するように聴きました。音のリズムを掴むと、ピアノの一音、一音が体に響き、瞬間、瞬間を経験していると感じました。そして、このような状態では、観察したり解釈する余地は全くないことがわかり、この経験を今後の表現の手がかりにできないだろうかと考えました。

なお、先生のお話しからは、これまでの仕事の中で、コンサルタントとして提案書や計画書など行政向けの資料を多く作成してきたことは、生命よりもまずは意味や意義、理屈を優先しながらことばを扱っていく表現パターンであったと、改めて確認をいたしました。

ありがとうございます。

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マドリード ギャラリーより
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多賀城市文化センターにて
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