悲しみ 愛
夜中、ウクライナの地下シェルターに居るような体感があり、朝起きる時は疲労困憊しています。迎賓館コンサートの一席に座らせていただき、先生のピアノの音が聴こえると、悲しくて涙ばかりがこみ上げてきます。地下シェルターに居るように日本で暮らしていることが、苦しみにある方々と生命がつながっているならよいと願います。先生の演奏からもウクライナの大地にいるように感じ、多くの人々の心に届いていると感じていました。私の心の中にも届きました。人間の心、精神が文化を作っていくのだと感じる香りがし、繊細な心のヒダまでも表してくださる細やかでやさしい一音一音に心が癒されます。人間の生きる暮らし、文化を破壊してはならないのです。生きる支えがつぶされることなく、生き延びていけますことを祈ります。休憩の後のお話は心に沁みました。遠い地で起こっている戦争であっても、生命はつながっています。とても他人事には感じられず、知らず知らず、心身に影響を受けていることは自覚しています。共に生き、感じていけるだけでもありがたいと感じています。後半の演奏からは、やることが少しづつ見えてきました。先生からお話いただきましたが、専制主義と民主主義の戦いですので、専制主義が勝ったら、世界中が支配されていくのです。一人一人が何をするかを考え、立ち上がる時と考えます。アンコールでは涙よりありません。生まれた気持ちを表し、実行していくことが見えました。ウクライナでもアフリカの人は避難できない差別を受けていると聞き、人間とは何故こんな人間となってしまったのかと悲しいです。先生が表現してくださる愛が世界に届きますようにと祈ります。今からマーブリングに行ってきます。ありがとうございます。