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ありがとうございます。


最近、巡礼の旅のお話があり、巨石文明や聖地を訪れた当時のことを思い出し、考えています。巨石や、神殿に何を感じ、何を求めていたか、何も考えてはいませんでしたが、多くの遺跡を訪れる機会を頂きました。先生のコンサートツアーでは、レバノンのエシュモン神殿、ブルガリアのペリペリコン、ギリシャでは、パルテノン神殿の他、デルフォイ、クレタ島のクノッソス宮殿、マルタのジュガンティーヤ神殿まで、足を運びました。最近になって、これは、古代に祀られていた女神、母神に惹かれての旅であったとわかりました。一神教前の女神が祀られていた時代の女性は、どのような暮らしだったのだろうかと、関心が広がります。そして、その女神信仰から、今の男社会、一神教の宗教、民族間の争いを関連付けて、考えてしまう自分がいます。更にジェンダーのことになれば、根が深く、勉強をして理解できるようなことでもないと、調べる気にもなりません。ジェンダーは、闇に仕組まれた人類の欠陥とでも言いたくなるほど、手の付けられないことと思っています。昨日のコンサートは、神経がつながり、体内の奥へと深く音が入ってきました。しかし、日常のくだらない雑念が入り、なかなか集中できず、姿勢を正し背筋を伸ばし、必死で演奏に集中しました。そして、頭が静寂となったとき、体の重心を捉えることができ、身が軽くなり体の奥に、広がった空間を体感しました。トーラスのように奥にある空間が開かれていました。
今日は母の命日です。朝の光を浴びると、朝に亡くなった母の最期が思い出されました。昨夜のコンサートで感じたお腹から、母、祖母、曽祖母、高祖母のことを感じ考えました。そして、更にその前の、その前の私の命を産んだ、古代に生きていた女性を想起しました。自分の内に、幾世代もの命をつないだ年輪のような時と、日本に渡って来るまでの大地や空、海を感じるのです。明日は、ジェンダー講座を開催してくださいます。ありがとうございます。

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愛麗花ちゃん創作クッキー その2