星の瞬き
府中の地でのいだきしん先生のコンサートに参加させて頂き誠にありがとうございます。ロシア・ウクライナの情勢を感じると何故こんなにも惨い事が起こるのかと、身の置き場の無いほどの悲しい気持ちになり、スラヴ人であれば、そして人間であれば、スラヴ神話の舞台であり、誇りあるルーシの精神宿る地を土足で踏み荒らし、血に染めるような事はしないと甚く感じ、シリアやイラク、アフガニスタンと言った人類の文化の黎明の色濃く残る地を自らの手を汚す事なく卑怯な手を使い破壊していくものと同じものが背後にいる様に感じました。人間が人間として生きる事に気付くきっかけとなり、生命の働きを取り戻す事はいだきしん先生より出来ない事であり、人間が人間として生きていく事なくして解決はないと身に沁み深く感じたとき、自分に無意識にも人間である事を忘れさせてしまう様な薄い気味の悪い膜の様なものが張り付いていた事に気付き、剥がれていった事に体感としてありました。如何に一回一回のいだきしん先生によるコンサートに参加する事が大切であるかを思い知ります。第一部にて奇妙な膜が取り祓われた後の第二部の一音一音はまるで始原の宇宙とも銀河の底とも言える最も澄んだ空間で新しい星が誕生する神聖なる場に身を運ばせて頂いたが如く体感に包まれコンサートが終演となりました。いだきしん先生、高麗さんに出会え取り戻した真の自分の資質を活かし人間として生きる事が世界に良い影響を広げていく事と繋がります。いつもありがとうございます。
井波 晃