音の便り

チラシをボランティアの方から追加で頂いて、風の吹くままに歩いていたら、知らず知らずのうちに十数年前のケアマネとして娘さんともども心触れ合った方の家に出会いました。どうしておられるのかはわかりませんが知らせたいことがあるから出会えた喜び。あの頃デイサービスで通っておられた老健施設に偶然にも縁があっていっているのです。あの頃は車で月一度の訪問でしたね。今は自分の身体と向き合いながらもチラシがあるから階段を上り下りすることもできます。阪神淡路大震災で長田の市場で商売をしておられたのをこの地に土地を得て転居してこられたのです。思い立って新長田駅にも行きましたが、すっかり当時の姿はなくなって家のポストは見当たりません。

人も町も変わってしまいましたが、チラシがあるからお知らせすることがあるから、そして今生きているから動いていけます。人はいっぱいいる。人をコンサートに連れてきてくださいという先生の声が忘れられません。人は大勢いるから声をかければいいのですが、それはできませんでした。自分のことで精いっぱい、はやめて風の音、香りとともに生きていく明日を目指して。結工房からのたよりをありがとうございます。何時の日にかエチオピアから始まる美しい世界が広がっていきますように。。