すべての巡りに感謝します。
- 静岡の海辺にある小さな町を出て、数年ぶりに遠出し、京都コンサートに参加させていただきました。晴天に恵まれ暖かく、道中は岐阜の雪景色や美しい山並みを見ながら順調に高麗屋さんに着くことが出来ました。高麗さんが明るく迎えて下さり、生命の詩を呼んでいただくと、殻に綴じ込もっていると仰っていただき、日々朝から饅頭を作り終わると疲れて何処にも行かない繰り返しであった状態に納得します。美味しい珈琲と林檎の爽やかなデザートをいただき、頭が冴えた状態でコンサートに臨めました。とてつもない迫力に圧巻の2時間でした。ありがとうございました。笠原敏子
先生、高麗さん、ありがとうございます。
この度の京都コンサートは外せないとずっと感じており、身体が傷んで外に出たがらない母を何とか連れて行けないか、考えて向かう日々でした。行くと決めると行けるように物事が動くことをこの度も経験させていただきました。首が下を向き足元もおぼつかないから今回は勘弁してと言っていた母に、ドアツードアで車で行く事、お母さんのチケットも買った事、何よりお母さんの状態から今生命生きるコンサートに参加しなくては先がないと感じる事を素直に伝えると、饅頭注文の受け取りを前日に変更してもらったそうで母も行くように動き始めてくれていました。朝車の点検をしてもらい、不具合を改善してから出発です。道中、母の話をいっぱい聞きました。亡き父の話題にもなり56歳で亡くなったため、もう22年も母1人で饅頭を作りつづけてきた事に母自身も驚いていました。小さな城下町で、私が住んで居た頃はお菓子屋さんがとても多かったのですが、次々店を閉めて今では3分の1以下に減っています。製餡所もなくなり、遠くから届けてもらわなくてはならなくなりましたが、母1人で製造~配達、運営をしている事と、仕事場が綺麗である事に驚かれたそうです。小旅行気分で京都に着き、真っ先に高麗屋さんに向かいました。念願叶い幻のコグリョカフェで高麗さんにお逢いでき、母と一緒に生命の詩を詠んでいただく時、とても幸せです。中心が決まると全てが決まる、全てが動くと描いていただき、中心が決まらない状態そのままを認めます。数日前、大学合格が発表になった長女も参加出来る巡りとなり、高麗屋さんで合流しました。10歳の時にいだき講座を受講させていただき、周りから期待される生き方を止め自分の人生を生きるようになった娘は、高麗さんにお声をかけていただいたマーブリングの着物が似合うようになってきています。生命の詩も大変感動的でした。益々これからが楽しみでなりません。
コンサート1部のピアノの第1音が胸に響き、パイプオルガンは圧巻でした。天遥かまで広がる壮大な世界に身をおき、ここが真の人間として生きれる世界であると涙します。神聖な音に生命浄められ、中心揺るがず、人をそのまま受入れわかっていくことで人間になることにつとめます。
琵琶湖を見おろす大津SAで仲良く食事をし、帰路につきました。無事に母の家に帰宅すると翌朝からお客さんが饅頭を買いに来て、忙しい日曜日となりました。店に出たり饅頭を作って焼いたりと母は動きっぱなしですが、鼻歌を歌い楽しそうです。何より生命が明るくなっています。
今回、無事に京都コンサートに参加させていただけましたこと、本当にありがとうございました。
長崎佐智江