三鷹の風に吹かれて
1部の前半のピアノの音が池に木の葉からの雫が1滴落ちて波紋が広がるように体に染み渡ってゆきました。心に余裕がなくきゅうきゅうになって胸が苦しくなっていたのを解きほぐしていっているようでした。気持ち良くなり寝入ってしまい目覚めた時に大勢の人の大きな拍手が聞こえました。胸の詰まりも言葉となり飛び出してゆきました。 第2部では言葉にできないほどの沢山の経験をしこれほど豊かな人生を送れるとは想像も出来ませんでした。困難があればいつも死にたいとなんの希望もなかった30代の頃先生のコンサートで母のお腹にいた時の記憶を思い出さなければ今はないと全てが奇跡に感じます。涙が流れ今は辛くても生きていきます。いだきに出会った奇跡を大切にします。やさしくおおらかな風に吹かれてコンサートは終わりました。 今は好きな着物も着る気持ちになれずにいますが、京都で着て行けたらと思っています。 本日のコンサートもよろしくお願いします。