愛
6月以前の自分を想うと、まさかこのような今を生きていられるとは想像をはるかに超えて驚きに満ちています。いだきに出会ってからの光輝くときが一直線に結ばれて、闇はどこへ消えてしまったのか、光だけが満ちている素晴らしい人生を歩んできたと自信をもって生きられる今があります。
生命発生は神秘でした。身体の中に満ちる神秘を旅するような音でした。目に見えない身体の内部に神秘が満ちて、これだけ神秘的な生命をモノのように扱えるはずがないと感じました。数日前に知った人間の始まりも衝撃的でしたが、生命そのものの始まりはなぜという問いすら生まれてこない神秘を感じました。科学によって、真理が発見されていくことの明るさにも魅了されていました。神が人を造り、神との約束を破った人間は永遠の罪を生きるという宗教的観念も人が作り上げたものであり、本来生命はこの宇宙に発生し、進化というのか、展開あるいは生成するプロセスの中で宇宙からの光を受けて、ある時、あらゆる生命の悦び、祝福の内に人間が誕生したことを知り、見える世界はまるで変わってしまいました。地球にとって人間という存在は必要不可欠な生命体であることを生まれて初めて感じています。
愛の経験は大変すばらしいものでした。どこまでも愛、愛に満ち満ちていました。母の胎内に発生した瞬間の光が絶え間なく輝き続けているようでした。光を覆うものは何もなくどこまでも広がる絶え間ない輝きの中で、今日初めて、運命は一切解決されていることをわかることができました。身体の内部を巡る神秘をもっとよくわかっていれば、自分の身体を大事にし、自分の身体が大事にされているかもわかっただろうにと、思いました。永遠に絶えることのない輝きを生き、二度と光を失いたくないと考えていました。
最期のアンコールではまるで竜のようなエネルギーが立ち昇り、自分ひとりでもきちんと生きていることだと感じました。愛に生きていなければ愛し合うことは当然できないことを了解します。
ありがとうございます。