ひとつに
連日のコンサートのとてつもない経験とともに、自分の天性、また最近むらむらと怒りが湧くことの元について、高麗さんのビデオ講演会をお聴きし、考えながら府中に向かいました。いつもとてもタイムリーなお話が心底有り難く、助かっています。府中の森の名前の通り、生き生きとした緑が目の前にひろがり、スタッフと樹々の豊かなことを話していました。
「妖精」のメッセージに驚きながら、わくわくする気持ちと、特に女性の魅力としてあること、とんでもない迫害を受けてきたということが心にありお聴きしました。森や樹々のなかを吹く風、光を受け咲く草花の光景がみえます。連日の杉並のコンサートで天真爛漫に生きていきたい気持ちが蘇りながらも、そのようには生きれない諦めや恐怖があるとあらためて気づきます。パイプオルガンの音に心拡がり、いつまでも聴いていたい演奏でした。
二部は、脱出への道を心に、わかりたいと集中し聴いていました。あるとき一生懸命聴こうとしてることもなくなり、ある時、ひとつになって生きているそのままであり静かに喜びあふれ、感謝しました。みえない存在、宇宙、自然、人間、、、つつまれ、はぐくまれ、共に、ひとつに、生きる今。心震え、涙こみ上げます。アンコールの音はこの上なくドラマティックな音の連なりに涙となり、先生の渾身の演奏に感動を超え感動しました。
終演し、高麗さんにご挨拶させて頂き会場をでる時、美しい笑顔に、このような奇跡の連続の機会をつくってくださり感謝よりなく、必ず活かしていく気持ちです。
誠にありがとうございます。
天田敬子