KEIKO KOMA Webサロン

理性とは


コンサート中、哲学史も科学史も迷信の世界もよく理解していない私の頭には次々と矢継ぎ早に疑問が湧いてきました。外から私を操っている、惑わしている存在があることをこれまで何度も考えてきましたが、今日は、そのことをより一層深く考えていました。
いったい何の理由で人間を罠にかけるような存在が働くのか、疑問でした。あまりに出来すぎたシチュエーション、非科学的な現象、遭遇や偶然のようでありながら見せかけの偶然。この10年、事あるごとに引っかかってきたものが罠として見えていました。まるで空気のようにして存在していたのでこれまでよくわからなかったものでした。人間が生きている空間には目に見えない存在も同時に存在していることをこの連日のコンサートでより一層感じるようになり、人間とかかわりながら存在する目に見えないあらゆる存在をどのように理解し、人間は人間になれるのか、と問うていました。正直とても胸が苦しく、答えを考え続けていました。ある瞬間でした。人間は罠にかけられても、罠だと見抜ける理性があると気づきました。その瞬間胸の苦しみから解放され、頭頂部に光が差し、現象に法則を見出し、論理的かつ科学的に物事を理解するのが人間であると感じ、驚きと共に感極まりました。非科学的迷信の世界に曙光が差し、人間のもつ理性のすばらしさに感動しました。内面に魔が入ることも、外から惑わさせることも、いずれも人生を見失う重大な要因です。何が起ころうと、どのような存在と出会おうと、理性によって見抜いていけると感じ、勇気が生まれます。

私はどれだけ自分が女性であることで恨んできたかわかりません。いつもさげすまされているという感覚が消えず、男性との関係は戦いとなってしまうのでした。今朝偶然読んでいた神話もやはり旧約聖書同様に男性の一部から女性が生まれたという話でした。しかしこれまでのような不快感は一切なく、男性が先であろうと女性が先であろうとそのようなことは問題にならないと感じていました。どちらが先も後もなく、世界は男と女、あるいは女と男から創生されることが素晴らしいと感じている自分が不思議なくらいおかしく感じました。

毎回毎回異なるコンサートテーマですが、連続する経験の中で確実に深まり積み重なっているものがあります。もっともっと理解を深めていきたいコンサートテーマです。
心よりありがとうございます。


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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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女性のカメラレディです。はじめて見せた笑顔です。
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レバノンより