もうしないこと、これからすること
調布、府中には、父方の祖母の関係の親戚がいて、私はほぼ面識がないのですがいまでも実家にはお歳暮、お中元など送られてきています。会場に予定より少し早く到着したので、お天気の良い住宅街や学校の周りを歩きました。時が30年くらい前で止まっている感じがしました。人は止まっていて、時空は変化しているという感じがしました。父方の祖母を感じる府中では、何があっても祖母が可愛がってくれた素直で明るい自分を無くさないように生きようと決意しコンサートへ臨みました。1日のコンサートでは似合わない服を、そうとわかっていながら「これからも先は長いし、色々着まわさないと、着る服がなくなる」と思って着ていったもののとても苦しくなってしまい、こういうことはしてはいけないとハッキリわかったのでした。「ある程度ハタから見てまともに見えれば、あとはヒッソリとおとなしく参加していればいいか・・・」という気持ちを、天から怒涛のごとくに叱られているようにひどくひどく胃も肝臓も心臓も苦しみました。風神、雷神、龍、鳳凰、そういった感じのものが全部怒っていると感じました。もうしません。怒っていたそれらの人智を越えた存在を感じる、地から天へ向かい燃え上がるTシャツと出会いスタッフさんに見ていただきご寄付をさせていただきました。このシャツを一体化し体得すればもう同じ過ちは繰り返さない体となることでしょう。
東府中へ向かう電車では、ガタガタと揺れる音に、1日の第二部の音を重ねビクッとしました。それだけすごい衝撃だったのです。昨日の演奏ではとても広い自由を感じ心地よく、パイプオルガン1音目の光のメスが入ると「全体ってどこまであるんだろうか」と疑問が湧きました。頭でわからなくても体でわかることだと、音に集中しました。こんな自由で心地よい世界で生きられるなら素敵です。ありがとうございます。