風に吹かれて
第一部、人生。ボロボロと泣きました。イダキに出会うまで生きることが大変でした。ただ単に生きることさえ許されず、所有物になるか、社会からはじかれるか、親の思い、世間の常識に収まらなければ生きていけなかった人生、30年程前、いだきしん先生のピアノのいち音で脱出出来た事を感謝と共に思い出していました。その後もたくさんの演奏を聴かせていただき生きています。いのち全ての救済法です。
迷うことのない一本の道を歩かせて頂いていますが、これからはより良い関係必須と受け止めました。二部の女と男。ピアノの音をただ聴かせていただき、ふと、ある瞬間、中東のスカーフを被らせられる習慣を思いました、が、日本の女性もその立場は、大差ないと思いました。これでは女も男も幸せになるはずがないと。「男」に生まれただけで権力者になった歴史も悲しいことと感じます。それでも、演奏が進むと、ふと、平和のシンボル、雌雄の鹿が見えて心の安らぎを得ました。
アンコールで惜しみない愛のエネルギーを感じ、胸に鉄壁と言えるほどの愛の経験が残っています。
今朝、少し不安な気持ちがわきました。もう今日のコンサートが始まっているのかと感じました。命の中から、どんどん非人間的な因子、ハマってしまいそうになる過去の経験、余計な因子全ての解消を心から望む朝です。未来をつくる感性、能力だけが育まれますことを心から望む朝です。