兆し

久しぶりに家族で参加したコンサートでした。下の子供達は1人は大学を卒業し、もう1人は大学四年生になりました。小学生の頃からコンサートに参加していた子供達ですが受講しても大きくなるに連れ世間に嵌り、親の姿を斜めに見ている年頃になりました。しかしコンサートが終り家族4人が、それぞれ静かな熱気のまま家に辿り着きました。ありがとうございます。
コンサートではシグナルから、これまでの人生を想いました。我が家はこの20年以上、先生の音楽、高麗さんの声と共に生活をしてきて今があり、様々な事を経験させていただき今があります。それがようやく子供達の生活で精一杯から抜け出し、これからの人生を描き始めています。普通であればとっくの昔に子供を連れて挫けていた人生ですが、先生から「（田舎に帰っても）岸壁の母にもなれない」との言葉に、「そうなんですね。」と身体の奥ではひどく納得して、地元を離れたまま1人で4人を育てる事を選んだ瞬間を今でも忘れられません。あれから20年以上経ち、人生の年輪を重ね、真っ直ぐとはいえ言えない人生を導いて頂いてきた事を想いました。魂、空間、見えない世界、神という存在、愛がわかりながらも、宇宙の生まれる3段階前の世界は、コンサートで経験していても自分では言葉にできないもどかしさがあります。今ふと見渡すと美しく輝く新しい人達、天才が世の中に出始めています。ペストの時代でもルネッサンスが生まれたように、新型コロナの時代でも全く新たな兆しを感じ始めました。
美しい存在、天才を、私含めた旧い人達が決して潰さないようにと心に誓いました。
本日の新宿コンサートも昨日参加出来なかった家族と共に参加いたします。連日のコンサートですが、本日もよろしくお願いします。