ありがとうございます。
生を受けたら、死を迎えるのは当然だと考えていました。
ただ、老いて弱くなっていくのは、耐えがたいことです。
年配でも美しく、健康に生きる人は大勢いらっしゃいます。
そういう方々が、いらっしゃることが、救いです。
年を重ねても、見たこともないものを見に、食べたこともないものを食べ、
行ったことがないところに行くのです。
新しいことを発見することは楽しいです。
生きることは「開拓」です。
MMTは以前から関心がありました。
衆議院議員主催の勉強会に参加したときに、
「財政赤字は国民黒字」
「政府債務残高は政府通貨発行残高」
だと学び、驚きました。
今の日本ならば、大胆な財政出動、国債を増発しても、デフォルト(債務不履行)などにはならないということでした。
代議士に素直に質問しました。「優秀な頭脳を、お持ちのはずの方々は、なぜ、国民が貧困であえいでいるときに、消費税を上げたりするのでしょうか?なぜ、もっと、大胆に国債を発行しないのでしょうか?なぜ、こんなこともわからないのでしょうか?」
代議士は「私にも(彼らの意図は)わからない」と答えられました。
それが、ずっと、謎でしたが、ナチスのアイヒマン裁判の傍聴をしたハンナ・アーレントが、
「(アイヒマンの愚行は)頭が働かないからだ」と、アントレで教えていただき、
謎が一気に解けました。
頭が働かないのは罪深いです。
「頭が働く」状態になることが、課題です。
「老化は病気」だと、教えていただき、衝撃を受けましたが、人類の希望でもあります。
コンサートで「死の壁」が取り払われたことで、「死」にゆくことが当たり前だという
生き方さえも、古いのです。
「食」に関しては、本を読むたびに、真逆なことが書いてあり、戸惑うことが多いです。
「おいしい」という感覚すら、そもそもどこからきたのか?と考えると、私は自分の味覚を
あまりあてにはできません。味覚も変わってきました。
コンサートや講座の場にちゃんと居られること。
犀利な状態で、きけること。
私にとっては、この状態になれることが目標で、最もよい空間であり、最もよい食です。
ありがとうございます。
三村馨