KEIKO KOMA Webサロン

今、生きていること


昨夜遅くに、京都に到着しました。いつもであれば、コンサート当日に京都に向かいますが、この度は前夜に泊まることにしたのです。雨降る中、夜遅くに歩く道は馴染みの道であり、いつもの道です。「こんな時間から京都に行くの?」電話の向こうで母の呆れる声が聞こえます。私自身も思わず笑ってしまいました。自分でも意外だったからです。雨で光る道を歩きながら、愉しくて堪りません。つい先程迄のことが嘘のように、今私は京都にいること、今のこの人生は予想もできず、気づけば軽々と動いているのです。

今朝、急に貴船神社に御礼参りをしようと思い立ちました。何度か訪れる度に、雨が土砂降りでした。土砂降りの中、ずぶ濡れになりながら御神木を見上げた時の、最初の衝撃は忘れられません。天と一つの存在は、私の病気に対する恐怖、不安を吹き飛ばす圧倒的なエネルギーを発していました。土砂降りの雨は、この世の音をすべて消し去り、静寂なる清の世界に包み込みます。と書いた時、先生のコンサートで体験した静寂と同じと気づきます。この空間が、当たり前に世界に広がるとき、何もかも自ずと変わると見える今です。加速度を増して変わっている今、先生の働きに驚愕し、頭を下げる今です。今更で本当に申し訳ありません。御神木は銀色に白く輝き、葉を落とした枝木がぬくもりを持って佇んでいらっしゃいました。水の音が腹に染み入り、寒いのに腹の中心からあたたかさが広がります。今、こうして生きていることに、涙が溢れます。ありがとうございます。

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「高句麗伝説」第3弾
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