全体・軸
迎賓館コンサートをありがとうございました。
アントレプレヌールサロン等でお話しのあった「軸」を意識して演奏に臨みました。しかし、休憩後のご指摘にありましたように、自らが探す「軸」は「解釈」に基づいたものであることが分かりました。農業や食事のあり方、自然破壊などを例に、Allとの違いを含めたWhole(全体) のお話しがあり、命が部分的な状態ではない、文字通り「体」全てが「全体」てあることを改めて認識しました。そして、ピアノ演奏中には、「解釈」を挟むことのない「謙虚さが」大切であると感じました。
背筋を伸ばし後半の演奏に臨みました。驚いたことにピアノの音の身を委ねていると、左半身しか体を感じることができませんでした。しかも、真っ直ぐ伸ばしているはずの背筋でしたが、体が左側に大きく歪んでいると感じました。ここで、解釈を挟もうとする頭の働きに気づき、咄嗟にそれ打ち消しました。心を虚とするように努めピアノの音に身を委ね続けました。すると、右半身の各部が徐々に感じられるようになってきました。やがて両半身、つまりは全身を感じるようになり、終演時には、体が、鉛直方向に真っ直ぐ立つという体感を得ました。
ありがとうございます。