感謝
コンサートの開催を心よりありがとうございます。
そこで起こる経験を言葉によって表現することができ、問題を解決し、新しい方向性を見出していけるかけがえのない機会に感謝いたします。
源には自分の素の気持ちがありました。そして同時に自分たちを超えた存在もそこにはあることを経験しました。自分たちを超えた存在に包まれ、人間だけがこの世に存在していると錯覚することの愚かさ、人間だけで問題を解決し、未来をつくっていけると思うことの愚かさを感じました。自分の気持ちがわかり、そして自分たちを超えた存在があるからこそ、限界を超え未知なる未来を創造していけるのだと、そう感じると人間として生きる幸せに涙があふれました。自分の気持ちを見失い、自分たちを超えた存在とは無縁に生きてしまうのが現代の多くの人であることを感じると、怖ろしく、暗黒の世と感じました。自分自身も自分の思い通りにならないことに焦りを感じたり、憤りや不安を感じたりする日常の心の惑いが愛とは別物のよどみとなって存在してしまうことも感じました。胸の痛みはそれでした。自分の頭の中に作り上げた世界、思い通りの世界は当然ながら限界にあり、自分の意識を捨て、他者とそして自分たちを超えた大いなる存在と交わることでより答えは導きだせないことを感じました。人の幸せをつくっていけることが自分の幸せであり、パワーの源は愛と感じました。生命は確実に未来へと向かっていることをわかるとき、すでに意識の限界は超えていると感じました。生命が未来へと流れていることを手掛かりに、新しい言葉を紡いでいけるようなそんな気がしたときにはすでに胸の痛みは消えていました。人間は言葉によって傷つけあうことも、互いに成長していくこともできると、言葉の力にも畏れを感じます。どれだけ助けられているかしれません。本当にありがとうございます。