KEIKO KOMA Webサロン

人生100年


6月に母の15回忌で帰省予定が新型コロナの影響で叶わず、7月に急性心筋梗塞で入院しましたが、この度退院後初めて父に会いに東北に行きました。
母が亡くなってからは部屋の片付けをするのを拒んでいた父でしたが、この度の入院で何かが変わり、私が掃除をした事に初めてありがとうといい、今回の急性心筋梗塞では生かされたと話してくれました。そんなことを言う父ではなかったのです。今は仮にコロナにかかって死んでも良いから私に会うと決めて周りを説得してくれました。私が帰省をしても、何気ない会話をして、掃除をして食事をしての3日間でしたが、穏やかな表情の父を何年ぶりでしょう、もしかしたら初めて見る事ができたのかもしれません。父は昔の事や自分の好きな事は明確に覚えて何十回も同じ話をしていますが、一部事実とは違うことを言い、自分が発言した事を相手に言われたと被害妄想的になるのは、血管が詰まった人に多く見られると医師から聴きました。私にはそれが痴呆なのか性格なのかわからないのですが、今はこれで良いと受け止めたら、全て許せるようになりました。ご飯を食べて話し相手がいるだけで、嬉しそうな顔をしている様子を見るだけで嬉しくなります。父の入院の後に親戚のおばあちゃんが骨折をして入院をしたりといろんな事が重なりましたが、一人一人がこの世に生きている存在の大きさを感じ、皆このままずっと生きてくれたら、とも考えます。これまでうるさいほどだった世間がらみの田舎が何か変わった感じがしました。上手く言葉に表せないのですが、父や叔母のように80歳をすぎている人たちが、今少しずつ変わってきているようにみえました。みな人間的に更にやさしくなっていました。先生がよく言われた、人が死ぬ間際にわかるのか、死んでからわかるのか、それとも生きているうちにわかるのか、生きているうちにその変化が今起こっているのかもしれない、とも感じました。
この度先生と繋がった事で受講していなかった父ですが、こんなにも変わる事が有り難いと素直に感じ、心から御礼申し上げます。ありがとうございます。
今週のコンサートも何卒よろしくお願いします。

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