9月の終わりに
比叡山での迎賓館コンサート、京都ロームシアターコンサートの途轍もない先生の音、いまも心震え、心よりありがとうございます。
迎賓館コンサートはぜんぶ聴けたわけではないですが、ライブ中継とはおもえない音の連続に身のうち熱く汗だくになりました。高麗さんより「五女山のはじまりは愛」とお聞きしたことそのままに感じ、それも凄まじいエネルギー満ち溢れ怒涛のごとくでした。神ともにあり始まった国のはじまり。そしてどのような状況であっても生命発生の瞬間は愛なのだと、はっきり感じる経験に、父、母に感謝し、先祖、魂の集結も感じました。唯々、先生の全身全霊の演奏に、お姿に頭が下がり、糺されました。
京都ロームシアターへと、畏れとともに魂のままに向かわせて頂きました。「コツ」とのメッセージは意外ながら、音とともにいろいろなことが浮かびながらも解けていき、体の芯、骨の隅々に力を注いでくださっていると感じました。二部、胸の奥、胸椎の奥が痛みながらも解けていき、「愛」の音に全身をゆだねました。身のうちから熱く血潮湧き上がり震え、この時に感謝します。アンコールの演奏に感動と喜びあふれ、最後の音に「真あらわる」と言葉になり、ロビーに出て高麗さんの詩書を頂きました。
言葉に尽くせない9月、そのおわりに尊くかけがえのない経験をさせて頂き、感謝とともに活かし、真あらわすこと向かいます。
心よりありがとうございます。
天田敬子