7月28日
高麗さんのお母様の御命日である7月28日は偶然のことながら、私にとりましても母の命日となった日です。亡くなった時、高麗さんからいただいた「母を亡くした悲しみの夏を生涯共にする運命となりました」・・・とのメッセージはずっと心にあり続け、毎年毎年高麗さんと同じ日に母を想える巡りを母からの贈り物と受けとめて生きてきました。
毎年巡ってくるこの日なのに、なぜか今年は、あの夏の日のことが思い出されてならずにいたのです。理由はわからないけれど今年の命日は何かが特別なように感じて、すぐに高麗さんのもとに集えるようにとスケジュールを空けていたところ、ビデオ講演会サロンのご連絡をいただきました。心嬉しく、先日高麗さんが選んでくださったマーブリングのTシャツを身につけていそいそとお伺いしました。六本木IDAKIビルの3階に上がらせて戴くのはとても久しぶりで、お部屋に入るだけで特別な機会に参加できた喜びに満ちます。高麗さんがお席に着かれ、ビデオ講演会サロンが始まり、今でありながら遠い昔の時も同時にあるような、不思議な時間の流れと空気に包まれました。語り合いの中でマーブリングお洋服のお話になった時、母にも着せてあげたかったと心底感じたのです。いつも、「あんたのその服、いいね」と言っては同じものを欲しがる母でした。「2008年5月、京都から始まりました」と高麗さんが発信されたその年の夏に亡くなった母はマーブリングのお洋服を見ずじまいでしたが、きっと喜んだだろうなあと思うと、ふと残念な気持ちにもなりました。けれどその気持ちは、今生きているたくさんの方々に着ていただけるよう動くことで活かしていけると気づき、なんだかとても嬉しいのです。
行商の千手観音のお話は、素晴らしくときめいてなりません。手は千本以上あっても多すぎるということはないのですから・・・どこにいても、どこのどんな部隊であっても、手の一本のはたらきが出来るように日々を生きていきます。お母様の御命日にサロンを開いてくださり、本当にありがとうございます。参加できましたこと、感謝でいっぱいです。ありがとうございます。